第27回創成塾

[2011.01.20]


2011年1月25日(火)18:00-20:00  吹田キャンパス 人間科学研究科 ユメンヌホールにて第27回創成塾が開催されました。

内容:
18:00-18:20 松吉大輔 (大阪大学人間科学研究科 特任助教)
18:20-18:30 質疑応答
18:30-18:50 大神田麻子 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科 日本学術振興会PD特別研究員)
18:50-19:00 質疑応答
19:00-20:00 学生によるパネルディスカッション

Access Map to Humane-Hall

参加人数:24人
議事録(学内アクセスのみ)

講演1:松吉大輔 (大阪大学人間科学研究科 特任助教)
「視覚的ワーキングメモリの容量制約と過剰情報」
発表資料 (学内アクセスのみ)

matsuyoshi我々の脳には情報処理の制約があり、極めて限られた量の情報しか処理できません。この容量制約の最適化のため、脳は無駄な情報はなるべく処理せずに、必要な情報を選択的に処理するという適応的な情報処理戦略を取っているとされます。しかし、我々が行った幾つかの研究結果から、選択されなかったはずの余剰な情報がヒトの意識や行動に対して影響を及ぼす事が分かってきました。今回のトークでは、その中から本GCOE拠点とも関わりが深いと考えられる、非注意盲とオーバーフローという2つの現象を取り上げてご紹介します。

講演 2:大神田麻子 (神戸大学大学院人間発達環境学研究科 日本学術振興会PD特別研究員)
「就学前児の反応バイアス −年少児と年長児の反応バイアスの理由の違いについて−」
発表資料 (学内アクセスのみ)

okanda2、3歳ごろの子どもは、「はい」か「いいえ」で答えるYN質問に「はい」と答える回答の偏り(肯定バイアス)を示すといわれている。かし、これまでの就学前児を対象とした発達心理学研究では、YN質問がもっとも多く用いられていることが報告されており、そのため、発達心理学者はどのようなYN質問がどの年齢の子どもにふさわしいのか、ふさわしくないのかを理解する必要があるといえる(Fritzley & Lee,2003)。本研究では、2〜6歳の就学前児が質問者、質問内容、および文化(あるいは言語)に関わらず、肯定バイアスを含む反応バイアスを示すか調べた。その結果、年少児はどの条件においても強い肯定バイアスを示すことが多かったが、年長児は条件によっては肯定バイアスを示したり、否定バイアスを示した。当日は、就学前児の反応バイアスのメカニズムについて、年長児と年少児を分けて議論する。

[ページ先頭へ]