第34回創成塾

[2011.05.16]


2011年5月24日(火)18:00-20:00  吹田キャンパス 医学部共同研究棟7Fセミナー室(D71-09)にて第34回創成塾を開催いたします。

内容:
18:00-18:20 嶋田 倫博 (大阪大学 石黒研究室 特任研究員)
18:20-18:30 質疑応答
18:30-18:50 渡部 浩司 (大阪大学大学院医学系研究科医薬分子イメージング学寄附講座 准教授)
18:50-19:00 質疑応答
19:00-20:00 パネルディスカッション

医学部共同研究棟7Fセミナー室(D71-09)

講演1:嶋田 倫博 (大阪大学 石黒研究室 特任研究員)
「アイコンタクトの社会的バランス効果」

 ロボット領域,心理学の領域の両領域において,人が他者をどのように認識するのかというのは大きなトピックである.本論文では,三者関係における認知をとりあげる.三者関係の問題はまだ十分には調べられておらず,また日常生活において頻繁に起こる関係であるため無視できない問題である.これまでの従来のハイダーのバランス理論は,三者関係のある特定の一人に注目したとき,その人が快適に感じるかどうかでバランス状態が提案されている.しかしながら,このバランス状態がどのように形成されるかについてはいまだ調べられていない.本論文では,同調非言語行動の「社会的バランス効果」について調べる.つまり,二人のエージェントの同調非言語行動により,バランス状態が影響を受けるということである.本論文では,2人の人間と1体のアンドロイドでインタラクション実験を行い,ロボットと実験者とのアイコンタクトが,被験者のアンドロイドへの認識に影響を与えたことについて報告する.

講演2:渡部 浩司 (大阪大学大学院医学系研究科医薬分子イメージング学寄附講座 准教授)
「多種医用画像の重ね合わせ」

医療の現場においては、医用画像は欠かすことができない。医用画像を収集する装置にも、例えば、X線CT,MRI,PET,SPECT,超音波など、異なる装置があり、それぞれ、異なる特徴を持っている。X線CTやMRI画像は主に解剖学的情報を与えるが、PETやSPECT画像は機能的情報を与える。これら複数の画像を組み合わせることにより、診断能の飛躍的な向上が期待される。しかし、通常、それぞれの撮像装置は独自の座標系を持っており、被検者の体位や撮像時間も異なり、複数の異なる装置から得られた画像を同一の座標軸に合わせる必要がある。この画像重ね合わせのために、さまざまな方法が提案されている。一つのアプローチとしてソフトウェアを利用する方法がある。この方法は簡便であるという利点があるが、結果が画質やソフトウェアのアルゴリズムに依存するという問題がある。一方、PET/CT装置などを代表するハードウェア的に画像を重ね合わせるという手法がある。我々は、PETとMRI装置を組み合わせたPET/MRI装置を開発した。さらに、光学式トラッキング装置を介して画像重ね合わせを行う手法の開発も行っている。

[ページ先頭へ]