第35回創成塾

[2011.05.25]


2011年5月31日(火)18:00-20:00  吹田キャンパス 人間科学研究科ユメンヌホールにて第35回創成塾を開催いたします。

内容:
18:00-18:20 林宏太郎 (ATR, NAIST 研修研究員)
18:20-18:30 質疑応答
18:30-18:50 内藤 宏  (大阪大学大学院人間科学研究科 助教)
18:50-19:00 質疑応答
19:00-20:00 パネルディスカッション

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講演1:林宏太郎 (ATR, NAIST 研修研究員)
「人がやりたがらないタスクにおける対話ロボットの社会的受容性」

 本研究において,街中で働くロボットに対して人々が持つ社会的受容性について述べる.3つの異なった存在であるロボット,人間,着ぐるみを「延々と案内する」,「難癖つけられる」,「ゴミを拾わされる」という3つのタスクにおいて比較する.これら3つのタスクは,それぞれ対話を必要とするが,人がやりたがらないタスクである.3つの存在がそれぞれのタスクを行っている様子を撮影し,24人の被験者に対して比較実験を行った.結果は,“適切さ”の項目において,人々は人間よりロボットのほうがこれらの仕事を行うに適切であると考えていることがわかった.加えて,着ぐるみは人間らしさを減じているため,人のやりたがらないタスクをさせても良心の呵責を感じる度合いが低いことがわかった.

講演2:内藤 宏  (大阪大学大学院人間科学研究科 助教)
「行為実行時の空間的注意」

 我々の日常生活においてはさまざまな刺激が存在するが,我々は処理できる容量に限界があるために,刺激を選択しなければならない.人々が効率良く行動する上で,注意は重要な役割を果たす.すなわち,我々は注意を向けることで情報を選択し,行動する.先行研究では,注意は3次元空間において均一に配分されているわけではないことが示されてきた.例えば,対象に手を伸ばそうとするとき,注意は運動する手に近い領域に,手から遠い領域よりも多く配分されていることが示唆されている.また,対象を探索する場合には,注意は下方よりも上方に多く配分されていることも示唆されている.本発表では,3次元空間における注意配分について先行研究を概説し,特に行為実行時の注意配分を検討した我々の研究について紹介する.実験では,参加者はディストラクタの中からターゲットを探して把持することが要求された.得られた結果について,先行の注意表象モデルとともに議論していく.

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