第37回創成塾

[2011.07.12]


2011年7月12日(火)18:00-20:00 豊中キャンパス 基礎工学研究科 Σホールにて第37回創成塾を開催いたします。

内容:
18:00-18:20 笹本 勇輝 (大阪大学大学院工学系研究科 D2)
18:20-18:30 質疑応答
18:30-18:50 中川 佳弥子 (大阪大学大学院基礎工学研究科 D3)
18:50-19:00 質疑応答
19:00-20:00 パネルディスカッション

基礎工学研究科 国際棟 Σホール

講演1:笹本 勇輝 (大阪大学大学院工学系研究科 D2)
「主観的整合機構に基づく音声模倣と語彙の共発達メカニズムの構成」

 音声模倣や言葉の理解・表出の機能は他者とコミュニケーションする上で重要であり,人は乳児期からそのようなコミュニケーション機能を同時的に発達させているようである.乳児がそれらの機能を達成するためには,養育者と共通の音韻や語彙を獲得する必要がある.しかし,未熟な乳児に対して様々な働きかけを行い,一意に共通性を示さない養育者から,乳児はどのようにしてそれを見出しうるか.
 本研究では,認知発達ロボティクスのアプローチにより,どのようなメカニズムによって音韻や語彙の共通化が可能であるか検討する.具体的には,ロボットが養育者や物体などの環境と様々に相互作用する場面を想定し,そのような状況においてロボットが養育者と共通の音韻や語彙を獲得するための,複数の観測と予測の整合性に基づいた統合手法を提案する.本発表では,提案手法と,その有効性を検証した計算機シミュレーションの結果について紹介する.

講演2:中川 佳弥子 (大阪大学大学院基礎工学研究科 D3)
「人間の行動変容を促すロボットの能動的接触効果」

 近年,教育や福祉の分野において,ロボットを利用した様々なサービスに関する研究開発が進んでいる.これらのサービスにおいて,ユーザとのインタラクションの中で,学習やリハビリテーションなどといった,日々のタスクに対するモチベーションを向上させ,行動変容を促すようなロボットの働きかけが役に立つと考えられる.ロボットによる行動変容については,CGエージェントに対するロボットの優位性や,ロボットを用いた販売促進システム等についての研究があるが,行動変容に有効なロボットの振る舞いデザインについての知見は少ない.行動変容効果が期待できるロボットの振る舞いのひとつとして,我々は能動的接触に着目した.本発表では,ロボットの能動的接触の効果を検証するために行った,ロボットが接触を用いて被験者に退屈なタスクを依頼する実験について紹介する.

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