第57回創成塾

[2012.12.03]


2012年12月4日(火) 18:00-20:00 吹田キャンパス 人間科学研究科 ユメンヌホールにて第57回創成塾を開催致します.

内容:
18:00-18:50 佐々木淳(大阪大学大学院人間科学研究科, 准教授)
18:50-19:00 質疑応答
19:00-19:30 藤野陽生(大阪大学大学院人間科学研究科, D2)
19:30-19:40 質疑応答
19:40-20:00 パネルディスカッション

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講演1:佐々木淳(大阪大学大学院人間科学研究科, 准教授)
「認知行動療法:臨床心理学における新しい流れ」

認知行動療法とは、様々な精神病理に対して効果をもつ心理療法である。認知行動療法の効果は数々の実証研究によって明らかにされており、近年日本の臨床場面においても名前が知られている。この講演では、認知行動療法の主な3つの特徴を紹介したい。第一に、認知行動療法は実証に基づく心理療法であり、認知、行動、感情、身体反応の4つの要素の相互作用についてのメカニズムの裏付けを重視する。第二に、認知行動療法は頑健な2つの基礎理論、すなわち学習理論と情報処理理論に基づいた治療を行う。最後に、認知行動療法は、数々の効果研究によって治療効果が支持されている心理療法である。効果研究は心理療法同士を比較することを可能にし、具体的な治療ストラレテジーの開発を可能にする。近年日本でもよく知られるようになり,臨床場面でも使われるようになっている。上記に加え,最近の認知行動療法の動きについても紹介したい。

講演2:藤野陽生(大阪大学大学院人間科学研究科, D2)
「動作法のリラクセイションと身体意識:心理療法における身体」

心理的問題を抱えた人は心理療法やカウンセリングを求める。心理療法的な面接では、セラピスト(カウンセラー)と患者は多くの場合、彼/彼女の抱える問題についての話をすることになる。リラクセイションは、心理的・身体的問題に対する治療的方法として最も良くつかわれる方法の一つである。動作法は、身体の動作やリラクセイションの体験を通じて、患者の主観的体験に焦点を当てる、日本の心理療法的アプローチのひとつである。身体意識は身体指向的心理療法において重要な要素となりうる。今回の発表では、身体指向的心理療法の概観と、治療的メカニズムにおいて身体意識の果たす役割について考察する。

※佐々木先生のご講演のみ日本語となります.

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